どんな障害でも発声・会話する為のその子に最適な訓練方法を見つけて実行すれば良いだけです。
療育手帳のA-1と判定されている4歳児童が訓練期間約9ヶ月で「アイウエオ・・・」が言えるようになり、単語も覚え、言い始めました。これは会話できるようになった多くの児童の一例です。
現在、ダウン症で療育手帳◯Aのお子さんに会話訓練を始めました。
多くのお母さんは「うちの子は喋れるようになるのでしょうか」と質問します。でも今後は、その質問を是非こうしてください。「うちの子いつ話せるようになりますか」と。
確実性を考慮して多少期間を長くしていますが、重度で10ヶ月。最重度の子は約1年半。中度・軽度なら6ヶ月で目処が立ち、その子の発声・会話の展望が見えてきます。このようにお子さんの成長のプロセスを組み立てられなければ、訓練や教育・療育をする意味がありません。ご家族も含め、多くの人は明らかな変化の事実が見えないとすぐには信じられないかもしれませんが、成長プロセスを1,000例以上実体験して来た経験からすると会話が始まる段階は肌でわかるのです。先ほどの期間は早まることも多少遅くなることもありますが着実な結果が出てきます。時間の経過に合わせてご家族の意識が変わります。(vol.2へつづく)