発声・会話を中心とした子育てが未来を開く

あなたはお子さんが持っている才能を信じていますか。最も基本的な能力は「成長する」という才能です。全てのお子さんは成長して、会話生活ができるようになります。

それを確信して、才能を活かすのはあなた次第。「自閉症スペクトラム」「自閉症」「ダウン症」「発達障害」etcなどなど様々な診断名は「成長」という才能を否定するものではありません。成長しないお子さんはいません。誰でも会話できるようになります。
発声・会話出来ない人は後に記している三つの例だけです。耳が不自由で目の見えない人でも会話し、立派に社会貢献しました。ヘレンケラーのお話を知らない人は少くないでしょう。

個性のあるお子さんに特別支援は一定の時期に必要かもしれません。しかし、一生の大半を障害者として社会から距離を置いて生活する特別支援コースを幼児期から選択するのはお子さんの能力そのものを否定する事につながりかねません。
お子さんの成長する力・会話する力を否定し、能力の「芽」を摘まないでください。
会話できるようになれば、豊かな社会生活ができるようになります。
重要な時期を放置しないで!! 見過ごさないで !! 全力で子育てして下さい。

最も重要な子育て期は2歳から4歳までの「言葉を覚える時期」
言葉を覚え会話する事でお子さんの能力は急成長し、才能が開花します。

才能は「成長する力・会話する力」そこに区別や差別はありません。
何らかの障害があると「診断」されたら、1日も早い発声療育を!!

染色体の個性は胎児のうちからわかります。その時から発声療育
1歳検診で障害があると「診断」されたら躊躇なく発声療育
いわゆる「グレーゾーン」と言われたら2歳のうちから声の療育を始めましょう。
2歳から3歳までに始めると3ヶ月から6ヶ月で発声し、会話が始まります。
4歳からだと6ヶ月から1年くらいで発声し、会話が始まります。
5歳からですと1年から2年くらいで発声し、会話が可能です。
何歳になっても発声・会話出来るようにはなりますが、お子さん才能・能力の成長速度は、2歳から4歳児が最も旺盛で、後の成長スヒードは、それと比較して格段に遅くなると言われています。成長しない訳ではありませんが、成長曲線は緩やかなものになることが多いようです。

2歳から4歳までに声を覚え、言葉を通じた概念形成。特に言語概念と数の概念が形成されると能力の成長カーブが一気に高くなると言われています。この時期の「子育て」が最も重要と言われている理由は、多くの経験・研究・統計・事実が示唆しています。

「発達の遅れ、能力の違い、障害の有無に関わらず、発声・会話出来ない子はいない。」それが約20年に及ぶ発声支援、療育活動を通じて確信してきた結論です。

その結果、定員10名で開設した施設も既に約3年の経験を経ましたが、特別支援施設の支援コースから卒業し、会話できるようになって普通幼稚園に進んだお子さんが20名を数えるほどになりました。既に開設当時にいた未就学児の中で、出来るまで努力した家族の児童は全て元気に普通生活をしています。放課後等デイサービスで施設を利用している児童(就学後に施設利用)も、全てが会話できるようになり、それぞれの能力にあった訓練を続けています。
お子さんを急速に成長させる発声・会話の重要性をご理解頂き、
1日も早くお子さんに発声・会話する喜びと感動の体験をさせてあげてください。

会話できない3つのパターン

(1)身体的に会話出来る機能自体が欠損または機能しない
(2)人口呼吸器などを装着していて自発的に会話できない。
(3)『自分も家族も会話しない』と決めて思い込んでいる。