FAQ

施設の概要・沿革などを教えてください

当施設は、平成29年12月1日に定員10名で開設して現在令和4年3月で4年と3ヶ月ほどになりますが利用者は全体で約110家族を超えます。現在は約55前後の家族が利用されています。ご利用された、ご家族はお子さんが元気に会話出来るようになり明るくなり、笑顔で卒業されます。そして普通幼稚園や小学校普通級に進んだ児童は約30名以上になっています。

私どもの施設は、発声と会話に特化した施設ですので療育手帳をお持ちの児童で1年から1年半で会話します。また、利用が4歳間近で訓練が遅くなると2年半になることもありましたが、奥の細道を暗唱出来、会話出来るようになりました。
療育手帳がない「いわゆるグレーゾーン」と言われるお子さんのほとんどは3ヶ月から6ヶ月で発声し、9ヶ月から12ヶ月程度で会話出来るようになりました。
専門医に「自閉症スペクトラム・自閉症アスペールガー・発達遅滞etcと診断されているお子さんにつきましては、殆どのこの範疇にある場合が多いようです。もちろん個人差はありますので絶対とは言えませんが1〜2ヶ月の差はあってもそれほど大きな差はありません。

施設を利用して、1年も2年も全く変化の見られないことは、私どもの経験からして理由がわかりません。先天的障害(ダウン症・ヌーナン症・進行性ではない先天的筋無力症・脳障害etc)のお子さんは、それなりに時間がかかりますが2年もあれば会話しています。問題は4歳から5歳以降になると毎日訓練しても確実に2年以上になる場合が多くなっています。4歳未満であればかかっても一年で会話しています。療育手帳を取得している場合はこれにプラス約1年とお考えください。もちろん個人差はありますので、個性に応じて会話までの期間がかかる例はありますが、会話についての例外はありません。

支援の内容は「声のかたち」を教えることにあります。「声」は目に見えませんが、はっきりとした「形」があります。それを発声と会話の出来ないお子さんに聞かせて、教えるとすぐに反応しはじめます。0歳の赤ちゃんも敏感に反応します。
お子さんが反応・成長しない訓練は、ほとんど無意味と考えていますので、その場で反応する対応をしています。
このことは、パンフレットに書けません。したがって「事例」の紹介に記載していますので、パンフレットとHP・ユーチューブをご覧になってご興味をお持ちいただけましたらまた、あらためてご連絡ください。

現在「リモート」による利用におきましても、多くの児童が利用しており、確実に成果を収めています。千葉県をはじめ首都圏全域から利用者が絶えず、遠方のため通所利用がむすかしい場合はリモートとしています。通所による効果と比較して全く同じとは言い切れませんが継続する事でお子さんの会話が進んでいる事も事実です。
現在は月・火・金・土曜日は殆ど定員一杯でこれ以上利用者が増加することは難しい曜日もありますが、会話できるようになり、元気に卒業して普通幼稚園・普通小学校に進む児童が絶えませんので、不定期的に空きができます。

現在はコロナ対策として「リモート」による利用は定員に含まれない為に毎日可能です。とは言いましても、直接施設にお越し頂き指導員の「声の形」(最低でも一回以上)をお子さんが直接聞くことが出来ればその効果は高いものがあります。
お子さんの成長に心配するご家族が安心して子育てできる環境作りを今後も全力で取り組んでまいります。

支援・利用内容を詳しく、教えてください(利用者の一例)

児童の生年月日 平成30年10月12日生まれ 男児

児童発達支援こゑの見学

令和3年6月10日 (当時 2歳8ヶ月)

施設利用にあたっての要望 「発語がない」ので「話せるようにしたい」

施設利用にあたっての当施設からの説明

児童発達支援こゑは、発声・発語・会話ができるようになるように支援しているので「いわゆるグレーゾーンと言われる児童はおよそ3ヶ月間集中して利用すると発声し、会話する展望が明らかになります。ご家族が毎月できるだけ多く(最低でも週3日以上・リモートも可)の利用が可能であれば3歳で健常児が入園する幼稚園に通うよう支援出来ます。」「その確率は過去の実績からして90%以上になっています。」と説明しました。

児童発達支援こゑの利用開始とその日時

令和3年6月28日開始。7月1日、5、7、12、14、20、26、28。8月2日、3日(アと発声)、11日、12日、17日(アカ・ハ・メと発声)、18日、23日(俳句の一部・家と発声)。9月1日、6日、9日、10日。10月12日。まで、合計21日の利用。8月〜9月にかけて急成長し、発声表「アカハナマ・・・」48声を美しく発声し、アイウエオ・・・ガギグゲゴ・・・キャキュキョ・・・リャリュリョが全て言えるようになった。次に、「雨にも負けず」の一部分を理解し、奥の細道の俳句「草の戸も住み替わる代ぞひなの家」「ゆく春や鳥鳴き魚の目は泪」の一部を暗唱した。

この間に行った基本的指導の概要

  1. 開始時間より15分間、紙芝居又はカードの読み聞かせ
  2. 「おはよう御座います宜しくお願いします。」午後は「今日は宜しく・」のご挨拶
  3. アイウエオの呼吸練習。深呼吸と発声(胸式から腹式による連続発声)
  4. 身体の7つの要穴に意識を集中。(体を元気にするツボを声で刺激する)
  5. 脊柱と骨盤を正常な位置に調整する体操で健全な発達を促進する「のびのび体操」
  6. しつけ訓練として椅子を自分で設置し、わかの歌の合唱。発声訓練終了後、片付ける
  7. アカハナマ・・・の由来の朗読。アカハナマ48声の呼吸・発声の個別指導
  8. 豊かな発想を育成する遊戯時間。レール組みたて列車遊び・音声教材・かるた等々
  9. リトミック又は作画の体験。1週間のうち児童の個性により日程調整
  10. 「雨にも負けず」と「奥の細道」の朗読。奥の細道の俳句「草の戸も住み替わる代ぞひなの家」「ゆく春や鳥鳴き魚の目は泪」の暗唱指導
  11. アイウエオ・・か゜き゜く ゜け゜こ゜・・リャリュリョの発声訓練と個別指導
  12. 単語カード、2語文・3語文カードを活用した言語訓練。紙芝居・絵本の読み聞かせ
  13. 一貫した指示・しつけ訓練として椅子を自分で設置し、終了後片付ける習慣をつける
  14. 「ありがとう御座いました」をはっきり話せるようになる訓練と同挨拶
  15. ハイタッチして終了。1単位約2時間。30分以上の集中力養成・リモートも同じ

令和3年10月、ご家族よりの相談と申し入れ

「お陰様で、さらに息子の発語が進んで、もう十分なんじゃないかと夫婦で話し合い、今月いっぱいで『こゑ』さんへの通所は、終了しようと思っているのですが如何でしょうか。
ご家族の感謝の気持ちを受け、了解しました。と回答。行政所管の幼稚園年少入園を申請。
上記は、ほんの一例ですが、ご利用の児童のほとんどが同様のコースを辿ります。中には、個人差があり、時間を要する子もいますが声が出て、会話出来るようになることは同様の結果です。