子供の才能は、成長です!!

こゑ便り news

絵画

こゑの絵画の時間について
「こゑ」における「絵画」についてですが、「絵」の描きたかを学ぶためにおこなっているものではありません。「こゑ」では、すべてのことが声を出し、会話するための基礎トレーニングであり、能動的に自己表現できる「心」を育むためのものです。いわゆる「絵」という概念は持たないでください。問題は、どのような線を「いつ」描いたか。それはお子さんが何を思っているのか。訴えたいのかという「心」を見たいために行っています。
そして、それがどのように変化していたのかを「確認」しながら成長を見るためのものでもあります。
主に見るのは「線」です。その線には、沢山の情報が含まれ、示されています。しかし、それを見ても気づかない人もいます。「なにこれ」と思う人がいるかもしれません。しかし、その「線」は、お子さんが「今」声を出せない時の「心もよう」を現していることをご理解ください。一般的な絵画教室を行なっているものではなく、声を出す為の基礎訓練だとご理解ください。
声を出すことはお子さんの「能動的意欲」がなければ実現しません。「声を出しなさい」「声はこうだすのよ」と言って声が出せるようになる子はほとんどいません。特に声が遅い子の場合はその行為は「逆効果」になるだけです。
一方、絵画は思わず「描いてしまう」ことの出来るアイテムです。その「思わず描いた線」それがお子さんの心の「声」です。
その声は、なかなか感じにくく、理解しにくいものですが、確かに「心の声」なのです。
私は、必ず後からそれを確認しています。口からでる声は、その場にいなければ聞こえませんが、「線が話す声は」後からでも見えるし、聞こえるのです。私は、筆跡鑑定から絵画による心の鑑定の研究を40年以上行い、実際に多くの特別支援施設で職員と施設利用者に実施し、多くの課題の解決に役立ててきました。そして多くの発見をしてきています。「声の訓練」もその一つにすぎません。
全ては「心の成長」に関連することです。「こゑの絵画は心を成長させる為の重要なトレーニングの一つ」です。何らかの「絵画作品」「記録しておきたい幼児画」を描くことではありませんので、その点をご理解ください。
特に、声の出ない幼児期の中で一定の指導をすることは、お子さんの作画意欲を損なうばかりでなく、心の声を聞かずに成長の目を摘むことにもなりかねません。たとえそれが「無意識」であっても成長の目を摘む結果となりかねません。
いわゆる「絵画」は、一定の時期が来ればお子さんの方から「お母さんこれはどう描けばいいの」と聞いてきます。その時に教えればいい事です。それまでは、暖かく見守っていてください。そうすればきっと「一つの線」からお子さんの心が「読み取れる」ようになると思います。描き方を教えてと言われた時の禁句「私も見たままに描けないの。だからあなたも描けなくていいのよ」と絶対に「言ってはいけません」それこそお子さんの才能を根こそぎ否定し「一生絵が不得手」に育ててしまいます。心の成長を優しく見守ってください。